2023/10/19更新 台湾現地でSIMフリースマホを購入する方法
コロナの制限が終わり、海外から台湾に来る旅行客も増えてきました。
欧米や東南アジアからの旅行者によく出くわしますが、日本からの旅行者はまだまだといった感じです。
今後日本からの旅行者もまた戻ってくることも期待しつつ、現時点で台湾でのSIMフリースマホの購入情報を掲載してみたいと思います。
どこで?
まず、どこに行けばSIMフリースマートフォンを購入できるのでしょうか?
台湾に着くと目につくのは、携帯キャリアショップのお店です。
台湾には大手キャリアとして、「中華電信」「台湾大哥大」「遠傳電信」という三大キャリアと「台灣之星」「亞太電信」という新興キャリアという主に5つのキャリアがあります。
これらのキャリアショップでもいわゆる白ロムを購入することもできると思いますが、基本的には契約を前提に割引をする販売のため、これらのキャリアショップで端末単体を買うのは難しいです。
日本のドコモショップに行って、端末だけください、というのと同じ感覚です。
ではどこに行けば端末だけ購入できるでしょうか?
台湾の秋葉原「光華商場」
とにかく、白ロムのスマートフォンを購入したければこの光華商場に行けば間違いなしです。
住所:台北市中正區市民大道三段8號
6階建ての大きなビルで、スマートフォンから、PC、PCパーツ、防犯カメラや無線機的なものまでなんでもあります。
このビルの2Fと3Fにはスマートフォンを扱うお店が数多くありますので、そちらに行くと良い買い物ができます。
当然日本語は通じませんので、あくまでも中国語です。
しかし、若い店員も多いので、若い人はかなりの割で英語が話せますので、英語でもある程度OKです。筆談も使うとなお良いと思います。
この光華商場でSIMフリー機を購入する場合の大体の相場は、私の経験上このサイト
【SOGI手機王- 提供手機價格,手機推薦與比較服務】で表示されている値段とほぼ同じです。これを目安に考えると良いと思います。
日本円と新台湾元のレートはこちらで確認できます。
【台湾 ドル / 日本 円【TWDJPY】:外国為替 - Yahoo!ファイナンス】
※例えば今日の台湾ドル/日本円のレートが4.6だったとしたら、10,000NTDの端末は46,000円という感じです。決して安くはないです。円安厳しいです。
またこの光華商場には所狭しとお店がありますが、どのお店の値段も大きくは変わりません。違っても300元くらいだと思います。
おそらく、このビルに共通の倉庫があってそこから持ってくるようなので、基本的な相場はその日その日で決まっていて、あとはショップの好意で値切れる場合もあります。
ちなみにこのビルの6Fはカスタマーサービスのフロアになっていて、その場で液晶交換やバッテリー交換をしてくれます。
日本で交換するより圧倒的に安いので、持ってきてもいいかもしれません。
台湾にてスマートフォンのバッテリー交換をする。 - HTCの故郷台湾でのSIMフリー生活Blog
この光華商場のビルの周りは日本の秋葉原と同じように、雑居ビルや小さな電気店が無数にあります。
光華の南側道を渡るとそのようなエリアがあるのですが、このエリアのショップの中に光華よりも安くスマートフォンを買えるお店がある時があります。
かつてこの周辺にHTC専売店があり、HTC Cafeという素敵な場所があったのですが、すでにありません。
もはや、台湾にはHTC専売店が一店舗さえもなくなりました。(台南に残っていた店舗も終了)
台湾モバイル旅行のすすめ。その2 HTC Cafe - HTCの故郷台湾でのSIMフリー生活Blog
三創生活園區
同じく光華のエリアにある「三創生活園區」にはまずは行って頂きたいところです。
現在SAMSUNG、SONY、ASUS、Xiaomi、OPPO、VIVO、realme、HUAWEIなどの専売店が入っています。
最新の機種を手に取ることができますので、最初に訪れるのがよいかと思います。
ちなみに、HTC専売店はすでにございません。下の写真は在りし日の姿。。
個人的には、realme非常におすすめです。
若者の街西門にある獅子林商業大樓
光華商場と並んで、台湾に来たら行って頂きたいのはこの獅子林商業大樓です。
「西門の獅子林商業大樓」に行った記事。
住所:台北市西寧南路36號 Google マップ
このビルは光華より大きくはないですが、より雑多な感じを味わうことができます。
こちらの特色としては、中古の端末が購入できるということです。
ディスプレイされている中古機を実際に確かめて購入できる貴重な場所ですね。
もちろん新品も購入可能です。
金額に関しては、光華とほとんど同じではないかなと思います。
こちらのビルの1F外側には多数の専売店があり実機を触ることができます。
また、西門には多数の携帯ケース屋さんがあるので、端末の購入と同時にケースを物色するのもよいかと思います。
最安で購入可能なのは街の携帯屋
光華商場をおすすめしてきましたが、実は街の携帯屋が一番安いです。
ではどこで?
街には数多くの携帯屋がありますが、安いショップはネットオークションで探すことができます。
●Yahoo!奇摩 拍賣
●露天 拍賣
●蝦皮購物
上記、台湾のネットオークションで欲しい端末を最安で購入できるショップを探せます。
もはや台湾人の多くは蝦皮でほとんどのネット通販を済ませるほどなので、蝦皮では多くの情報が得られます。日本におけるメルカリみたいなものです。
ただ実際に外国人が蝦皮を利用するのはハードルがちょっと高いと思います。
例えばHTC U23 Proを購入する場合
検索窓に「HTC U23 Pro 空機」と入力します。「空機」とは白ロムのことです。
すると、数多くのショップが出てきます。
この中から定価に比較的近いそれらしいものを探します。
※あまりにも安いのは、回線契約付きです。
商品ページを開き「面交」「自取」と記載があるのを確認します。直接取りに行くという意味です。
そして、「關於我」というところから、ショップの詳細を確認します。
住所や電話、諸々の条件を確認できます。
あとは直接店舗に行って、飛び込んでしまえば大丈夫です。
参考に「問與答」の欄から、在庫状況の書き込みがあるか確認してみることもできます。
ちなみに、どういうわけか「台中」のショップが最安なことが多いので、台北で買いたい場合は、「台北」のワードで絞ってもいいでしょう。
家樂福、愛買、大潤發などの大型スーパー
意外な盲点ですが、大型スーパーでもスマートフォンを購入できます。
例えば、家樂福(Carrefour、カルフール)では、意外な安値で売られている場合があります。
(上の写真は大潤發の携帯売り場)
大型スーパーで買う場合は、気楽に買える反面、店員が携帯に詳しくない可能性もあるので、そこは見極めが必要かもしれません。
空港の免税店
台湾旅行中にどうしても買いそびれてしまった場合などは、空港の免税店で購入する方法もあります。
桃園国際空港の場合は、携帯等デジタル製品のショップがあるので、そこで購入できます。
こちらは、台湾からの出国時に購入できるショップ「POWER PORT」です。
当然免税なので、定価よりも安く購入できます。
光華のような専門店よりは割高な値段にはなりますが、定価よりは安く購入できます。
ネットショップで買う
もう一つの購入方法は、台湾楽天などのネットショッピングを利用して購入する方法です。
購入方法に関しては、以前の記事に詳しく書きましたので、そちらをご覧ください。
台湾の楽天で商品を購入する方法!! - HTCの故郷台湾でのSIMフリー生活Blog
この方法の利点は、日本に居ながらにして注文できるという点。
あらかじめ任意のコンビニに配達するように注文しておけば、旅行の時間を有効に使えるかもしれません。
オフィシャルショップ(専売店)で買う
最後は最も正攻法な買い方で、オフィシャルショップで買う方法です。
台北周辺には、SAMSUNG、SONY、ASUSなどのオフィシャルショップがありますので、そちらで買うのが一番安心感があるかもしれません。
保障の面でも、オフィシャルショップだと長期保障がついたりするのがメリットです。
ただ、基本的には定価販売なので、安くは買えないかなとは思います。
最初の旅行はWi-Fiルーターを使用するのが無難
現在では日本のスマートフォンもSIMフリー化しやすくなりました。
しかし、SIMフリー手続きしたにもかかわらず、現地に来たらうまく使用できない例がります。
桃園の空港でSIM購入し、店員に開通してもらうことが多いと思いますが、正常にSIMロック解除できていなかったり、現地SIMを刺したうえでさらに処理しないと開通できないことがあります。
https://smhn.info/202004-au-sim-unlocking-error
先日日本からの友人がau版XperiaをSIMロック解除し、日本で購入した「China unicom中国联通」のプリペイドSIMカードを利用しようとした際、うまく使用できませんでした。
「China unicom中国联通」のプリペイドSIMカードは、中国大陸のChina unicomが国際ローミングを使用して他国で接続させる仕組みで、安いけれど不確実性を感じます。
ちなみに、そのXperiaに台湾之星の現地のSIMカードを挿入した場合は普通に使用できました。
というわけで、まだSIMフリー機を持っていない場合、SIMフリースマホを購入して尚且つ、台湾のプリペイドSIMの契約をするのは少しハードルが高いかもしれません。
そんな場合には、とりあえずWi-Fiルーターをレンタルするのがおすすめです。
この台湾データは、中華電信のLTE回線を使用していて、しかも使い放題です。
まずは、Wi-Fiルーターをレンタルして旅行して、SIMフリー機を購入後台湾のプリペイドSIMを購入するのがよいと思います。
役立つかもしれないフレーズ
いざ地元のお店で購入しようとするとなかなかに勇気がいります。
とりあえず使えるといい単語としては
○○有嗎? (ヨウ マ?)(○○はありますか?)
有 (ヨウ)(ある)
沒有 (メイ ヨウ)(ない)
多少錢? (ドゥオ シィアオ チエン?)(いくらですか?)
顏色 (イエン ス)(色)
手機 (シィオウ ジィ)(携帯)
要 (ヤァオ)(要る)
不要 (ブ ヤァオ)(要らない)
※カタカナで表すのは当然不可能なので、Googleにしゃべらせたほうがいいかも。
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