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HTC Desire 830 レビュー!! Desire主軸機種は完成度高し。

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2016年5月6日に台湾にて発売になったHTC Desire830を偵察してきましたので、レビューしてみたいと思います。

一言でいうなら、CP値が高くて非常にオススメです。

 

HTC Desire 830の概要

Desire830は4月ごろからリーク情報が出ていましたが、MWC2016では発表されておらず、ある意味唐突に出てきた感のある端末です。

Desire8XXシリーズですので、5.5インチ液晶モデルで、826もしくは820の後継機という形になるでしょう。

 

スペック

OSAndroid 5.1  HTC Sense 7.0
ディスプレイ 5.5インチ (1920 x 1080ピクセル)
プロセッサ MediaTek MT6753T, 1.5GHz 8core
RAM 3GB
ストレージ 32GB (microSD対応)
背面カメラ 1,300万画素 F2.0 / 28mm, AF 、OIS 手振れ防止
前面カメラ 408万画素 UltraPixel、F2.0 / 26.8mm
バッテリー 2800mAh
重さ 156g
寸法 157.5 x 78.9 x 7.79 mm
オーディオ HTC BoomSound  Dolby Audio, ハイレゾ非搭載
対応バンド Cat. 4 LTE Band 1/3/5/7/8/28/38/39/40/41
SIMスロット SingleNanoSIM

Desire830の外観

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まず第一印象として感じるのが、DesireEYEと非常に良く似たポップなカラーリングです。

白いボディに赤の鮮烈なラインが入るこのデザインは未だに色あせないセンスのよいものです。

そして、目を引くのは筐体上下に設置されたフロントデュアルスピーカーです。

スピーカー周りの部分のデザインは、One X9と非常に良く似たデザインとなっています。

こうして見てみると、DesireEYEとOne X9を足して割ったようなデザインだと読み取れます。

ちなみに、このDesire830はプラスチックボディを採用しています。

背面は、DesireEYEのマットな質感とは違い、光沢のあるツルツルした仕上げです。826や820と同じ。

 

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背面のデザインはEYEとは少し違いがあり、基本はフラットな仕上げですが、滑らかにエッジを切り落としたデザインとなっています。

EYEの厚みは8.5mmで、少し厚みがありますが、830は厚み7.79mmでエッジを削いであるのでそれなりに薄く感じます。

筐体右側には、電源ボタンとボリュームが配置されています。

どのボタンもクリック感があり、非常に感触の良いものです。

ボリュームボタンは上下が分かれているタイプです。

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筐体上部分には、イヤフォンジャックがやや右寄りに設置されています。

 

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筐体左側には、NanoSIMスロットとmicroSDスロットがまとめられています。

このDesire830のSIMスロットは、実は2スロットあるはずなんですが、何らかの理由で台湾版は一つのスロットが塞がれています。日本版のDesire626と同じ状態ですね。

これだけは本当に残念で仕方ないです。DualSIMの需要はまだまだあると思うんですが。

ちなみにどうでもよい余談ですが、上の写真でDesireの後方に写っているディスプレイがありますが、なんとこれHTC Flyerです(笑)ハニカムにアプデ済み。

台北市内の大型専売店のデモ用ディスプレイで再利用されているFlyerの末路に感慨深いものを覚えました。

 

話を戻しましてDesire830ですが、カラーバリエーションは四種類あるようです。

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白い筐体に青ラインのものと赤ラインのもの。

黒い筐体にベージュ?ラインと赤ラインのもの。

展示されていたのは、白赤だけだったので、他の色の雰囲気は分からないですが、このカラーリングはセンスがあって非常によいですね。

 

システム

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OSはAndroid5.1 HTCsense7.0を搭載しています。

これも大きな残念ポイントなんですが、この時期に発売される新機種がまさかのMarshmallow非搭載という。

すぐにアップデートがかかるとは思うのですが、MediaTekのSoCを積んでいるので、若干の不安。

とはいえ、個人的には、5.1とsense7の組み合わせはこなれているし、Googleに寄り過ぎてなくてとてもいいと思います。

SoCはMediaTekの8コア1.5Ghzです。パワー不足を感じることはなかったですね。

RAMが3GBでディスプレイもFullHDなので、それなりに余裕があるのかなと思います。

不必要にハイスペックに寄るよりは、これくらい余裕を持たせた構成にしているほうが好みです。

ROMは32GBなので、こちらも十分の余裕があります。

私は16GBROMのE9を使用しているわけですが、16GBだと意外に足りなくて、入りきらないAPPはアンインストールする必要が出てきています。

32GBぐらい余裕があるのがベストですね。

 

ちなみに言語設定はデフォルトで日本語を選ぶことができます。

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ちなみに、よく「HTC 日本語化」というワードで検索される方がいるのですが、現在のHTCのAndroid機は、Android5以上の機種・sense5以上であれば基本的に日本語の言語をデフォルトで選択することができるはずです。

中国大陸版など一部特殊ローカライズされているモデルは言語もバッサリとカットされている可能性もあるので、注意が必要ですが。

Android4以前でsense4以前のバージョンであってもMoreLocale2などのアプリを入れればほぼ日本語表記にできますし、入力はGoogle日本語入力などを入れれば問題ないはずです。

 

カメラ

このDesire830の売りの一つは、手振れ防止カメラを積んできたことです。

それほど重要と思っていなかったんですが、HTC 10で手振れ防止の威力を実感してから、非常に気になる機能です。

この830のカメラも秀逸で、揺らしながら撮影しても全く画像がぶれることなく撮ることができます。

また、カメラ自体の性能も、明るさ、フォーカス速度共に非常に良好でした。

インカメラはUltraPixelなので、自撮りもなんの心配なく撮ることができます。

 

スピーカー

このDesire830の評価したいもう一つの点はフロントステレオスピーカーです。

HTC10では、フロントステレオを廃止して、低音域と高音域を分けて、受話口と筐体下部に分けて搭載しました。

やはり、横向きにして動画や音楽を鑑賞する際には、フロントステレオスピーカーのほうが広がりのある自然なサウンドを楽しむことができます。

このDesire830では、2015年モデルと同様の構成のフロントステレオスピーカーを搭載しています。

 

 

まとめ

Desire8XX系の本命ともいえるこのDesire830はデザインに優れて、性能のバランスの取れた良機といえます。

OSのバージョンとDualSIMでないことを除けば大きな欠点はなく、非常におすすめできる端末です。

この機種は台湾ですでに発売済みで、定価で9900NTD(日本円35000円くらい)です。

安く買える店舗での実売価格は、現時点で9200NTDなので、すぐに値落ちして8000NTDになったらかなりお買い得だと思います。

日本導入があり得るかは不明ですが、もし日本導入できて3万円くらいで買えたら結構売れるんじゃないかなあと思います。

 

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