HTC Desire 825 レビュー!! 安価にハイレゾを楽しめる機種
2016年5月6日に台湾にて発売になったHTC Desire825を手に取ってきましたので、レビューしてみたいと思います。
一言でいうなら、The、大画面エントリーモデルといったところでしょうか。
HTC Desire825の概要
MWC2016で発表された2016年のDesireシリーズの一つで、「Make a Splash」というテーマのもと、細かいドットデザインが特徴的なモデルです。
スペック
Desire825の外観
このDesire825で新鮮なのは、背面のドットデザインです。
2016年のエントリーモデルのテーマなのだと思うのですが、なかなか斬新なデザインをしています。
灰色と赤の点が水しぶきが掛かったように点在しています。
この背面はマットな質感で光沢がないものです。
触り心地のよいもので、ホールド性も高いです。
フロント面のデザインもこれまでのHTC機とは少し趣きが異なります。
今年のフラッグシップHTC10と同様に、フロントステレオスピーカーが廃止されていて、受話口と筐体下部にスピーカーを備えるデュアルスピーカー構成になっています。
また、これもHTC10と同様に、オンスクリーンキーではなく、静電タッチキーがディスプレイ下部に配置されています。
このタッチキーは反応のよいものですが、勿論指紋センサーはありません。
そしてこのフロントディスプレイ面は、ラウンドしてないガラス板なのがちょっと新鮮な印象でした。
右側面には、音量ボタンと電源ボタンが配置されています。
これらのボタンのカラーもツートーン仕上げでおしゃれです。
操作した感触としては、これらのボタンのクリック感がいまいちだったのが残念。
最近のHTC機はハードキーの感触が良くなってきていただけにマイナスポイントでした。
左側面には、NanoSIMスロットとmicroSDスロットが配置されています。
スロットを開いていないのでわからないですが、基本はDualSIM対応のハードで、一つのスロットは塞がれていると思われます。
筐体下部はこのようになっています。
特徴的なのは、ストラップホールがあること。
ホールの部分も赤デザインになっていてオシャレな演出です。
中央には低音域用のスピーカーを備えています。
HTC10と同様の構成のスピーカーですが、音域の違いは受話口と下部スピーカーで分かれているように感じます。
ステレオなのか、DolbyAudioのサラウンド効果によるのか不明ですが、臨場感は十分に再現されているスピーカーです。
何度も書いていますが、個人的にはフロントステレオスピーカーがHTCらしさだと思うので、この変更についてはまだ様子見です。
カラー
カラーは4色ラインナップされています。
銀河灰/星彩白/夜幕灰/極光白という四色で、二つはSplashカラーということになりますね。
システム
このDesire825のOSはAndroid6.0Marshmallowが搭載され、HTC Senseも最新版が搭載されています。
HTC10と同様に、このDesire825もHTC Senseのバージョンが記載されていません。
そして、操作系はこれまでのどのSense搭載機よりも素のAndroidOSに近いものとなっています。
ハードウェアとしては、SoCにsnapdragon400の4コアのものを搭載して十分なパワーがあります。
RAMは2GBで液晶はHD液晶なので、十分にサクサク動作します。
カメラに関しては、値段相応と思ったほうが良いかなと思います。
そもそもカメラに力を入れている機種ではないので、しょうがないですが、明るさ・フォーカスともにあまり期待しないほうがよいかなと思います。
Hi-Res(ハイレゾ)Audio搭載
このDesire825の一番のウリは、このクラスのスマートフォンで初めてハイレゾを搭載したことです。
私個人は、イヤホンで音楽を聴かないので、この効果がどれほどのものか分からないのですが、音質にこだわる人にとっては非常に魅力的なポイントになると思います。
ちなみに、この825に付属しているイヤホンは、おそらく通常のイヤホンが付属していると思われます。
HTC台湾の公式ページによると、825のページでは、アクセサリーオプションでHi-Res対応のイヤホンを確認してくださいとなっているためです。
HTCが自社開発したと思われるハイレゾイヤホンは、レビューを見る限り評価は良さそうなので、併せて購入してみるのもよいかもしれません。
ちなみに、HTC10には標準で付属しています。
まとめ
大画面エントリーモデルのこのDesire825ですが、安価にHTC端末を楽しみたい人に向いている端末です。
特にハイレゾを使用したい人にはもってこいの端末です。
Snapdragon搭載機で素のAndroidOSに非常に近いものを搭載しているので、OSの最新バージョンへの更新も期待できるんじゃないでしょうか。
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