au版HTC 10と海外版HTC 10のどちらを選ぶべきか。※9/13更新
au版HTC 10(HTV32)の登場で、海外版HTC10とau版HTC10という二種類からHTC10を選べるようになりました。
本稿では、au版とグローバル版のどちらが良いかそれぞれのメリット・デメリットを考察してみたいと思います。
海外版HTC 10のメリットとデメリット
メリット
・シルバーモデルを選択可能。
・64GBモデルを選択可能。
・Androidのアップデートが確実に行われる。(しかもいち早く、数年間)
・au版よりもいち早くSIMロックフリーとして使用可能。(au版は最低半年は待つ必要がある)
デメリット
・レッドモデル選択不可。
※6/18追記。台湾版に6/20レッドモデル追加予定。
訊息更新:HTC 10 夕光紅將於 6/ 20 到貨開賣 - 手機新聞 | ePrice 比價王
・一括購入の必要あり。(高額)
・海外からの輸入となるため、購入時の不安がある。
・購入後のサポートは自力で行う必要がある。
・技適なし。
●海外版・グローバルモデルのメリットとしては、OSアップデートが確実に行われるという点が一番大きいと思います。
そして、いち早くSIMロックフリーとして使えるメリットも非常に大きいです。
ただし、非常に高額な買い物なので、海外からの輸入には若干の不安が付きまといます。
信頼性の高いショップとしては、
・Etoren Etoren HTC 10
・EXPANSYS [海外SIMフリー] 人気のHTC最新機種販売中!
上記2ショップが安心して購入可能です。
※現在EXPANSYSではHTC端末を扱っていません。
レートによって金額が変動したり、キャンペーンを頻繁に行っているので、タイミングが合えばかなり安く購入可能。(9/13現在64,000円くらい)
思い切って台湾に直接購入しに来るという方法もあります。
安く購入できるお店だと、32GBモデルが17,000NTD(約56,000円)で購入可能。
飛行機代が格安ならこのほうが安いです。
au版HTC 10のメリット・デメリット
メリット
・レッドモデル選択可。※6/18追記。6/20に台湾版にも追加予定。
・auでの回線契約が主契約ならば、毎月割が効いて実質10,800円で購入可能。
・auのサポートが受けられる。
・auアプリを使用可。
・購入後半年待てば、SIMロックを公式に解除して、au以外のSIMでも使用可能。
デメリット
・シルバーモデル選択不可。
・64GBモデル選択不可。
・OSアップデートがグローバルモデルよりは恐らく遅い。打ち切りの心配がある。
・毎月の維持費が高い。
・HTCロゴが小さい。
●au版のメリットで一番大きいのは、何といっても保証だと思います。
端末の購入方法もそうですし、使用中に故障した時、そもそも電波的に安定・安心して使用できるかという面など全体的に保証があります。
レッドモデルを選択可能という点が最もメリットと感じる方もいらっしゃると思います。
海外版には無いカラーで、日本先行カラーなのは非常に魅力的です。
一方で、アップデートが継続的にされるかという点だけ不安要素があります。
勿論今回のau版HTC10では日本機能を排除してグローバル版に非常に近い状態なので、他のモデルよりも継続アップデートの可能性は高いと思いますが、auを一枚噛んでいるのはデメリットと言えばデメリットではあります。
対応バンドなど回線環境について
au版とグローバル版の気になる違いの一つに対応しているバンドの違いがあります。
この点に関しては、私自身は3GのWーCDMA2100MhzとLTEバンド1が入ればそれでいいと思っているので、正直言って詳しくありません。
詳しい専門サイトで確認して頂くのがよろしいかと思います。
価格
価格に関して、どちらがどれくらいお得になるのか気になるところ。
二年間維持した場合をシュミレートしてみます。※9/13更新
― | 海外版 | au版 |
---|---|---|
本体価格 | 約63,937円(送料込) | 54,000円(一括購入) |
毎月割 | ― | -43,200(1,800×24回) |
実質価格 | ― | 10,800円 |
24か月分の回線維持費(税抜) |
38,400円(1,600×24) | 148,800円(6,200×24) |
端末と回線費の合計 | 102,337円 | 159,600円 |
注記
・海外版の回線契約はMVNOの一般的な電話回線契約を想定。
・au回線は毎月割の利く最低維持費(スーパーカケホ+データ定額3+LTENET)で計算。
「MVNOを使うとどれだけ安く使えるか」みたいな表になってしまってすみません。
上記の表を見るとMVNO契約でSIMフリー機を使えるならば、二年で6万円くらい安く使える計算になります。
もちろんキャリア回線の安定感や速度・通話定額などを考慮に入れる必要があります。
MVNOでは理論値の速度を大幅に下回る速度しか出ません。
勿論au契約の半年後にSIMロックを解除する方法があります。
SIMロック解除後、MVNOのSIMカード等を利用して維持費を安くすることもできます。ただし、当然毎月割が消滅するので、本体代金の残りを一括で払う必要があります。
まとめ
グローバル版、au版双方にメリット・デメリットがあるので、どちらが良いとは言えませんが、au版も決して高いわけではないということが分かります。
少なくとも日本で購入し使用するならば、迷わずau版を購入することをおすすめ致します。海外端末は、海外で使用する目的のものなので。
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