ピーター・チョウ(周永明)のドヤ顔にはもう会えないのか。HTC前CEOが離職。
昨日6月21日に明らかになった情報ですが、HTCの前CEOピーター・チョウ(周永明)氏が、すでにHTCを離職したとのことです。
昨日から台湾メディアでも沢山取り上げられているこのニュースには非常に驚きました。
ピーター・チョウ離職の報道
報道によると概ね以下の状況のようです。
HTCの前CEOピーター・チョウ氏は、昨年の9月にすでにHTCを離職していたとのこと。
台湾スマートフォンの教父とも呼ばれていた同氏の離職は驚きをもって受け止められている。
近頃のHTCは上層部の人事異動が続いている。
昨年の3月にHTC社CEOはピーター・チョウから会長の王雪紅に交代となっており、その後、ピーター・チョウ氏は、未来産品中心の責任者に就任。開発に携わるとされていた。
しかし、今年の組織表にはこの部門の名前はなく、ピーターの名も見当たらない。
2015年9月に數字王國(Digital Domain)の董事長を務めた後、すぐに未来産品中心の責任者も降りた。つまりHTCを離職した模様。
当時、HTCはすぐにピーターを顧問として留まるよう慰留した模様。
HTCはピーター・チョウに対して、
「感謝周永明對公司業務的長遠承諾,並誠摯祝福他未來的發展。現在,很榮幸邀請他擔任HTC榮譽顧問,持續發揮其豐富經驗。」
と述べています。
宏達電證實 周永明離職了 | 重點新聞 | 中央社即時新聞 CNA NEWS
周永明去年9月就離職 宏達電:邀請他擔任顧問 | ETtoday財經新聞 | ETtoday 新聞雲
個人的には
私自身の思いとしては、2008年に初めてのHTCのスマートフォンS21HT(TouchDiamond)を使うようになって以来、HTCのファンですから、ピーターはまさに教父といえる存在だけに非常に残念でなりません。
とりわけMobile World Congress(MWC)での新機種発表会でのドヤ顔には、特別な思い入れがあります。
HTCが最も輝いていた2011年のMWCでのHTCフルラインナップ(Flyer・ChaCha・Sensation等)発表時に輝きは忘れらないものがあります。
MWC2011:初のタブレットからFacebookスマホまで! 話題騒然のHTCブース - 週刊アスキー
ご存知の通り2012年以降のHTCは下降の一途をたどるわけですが、ピーターの質実剛健・中身勝負な感じが受け入れられず、最終的にはCEO降格・離職となってしまったのでしょうか。
ピーター全盛期のFlyerとChaChaは今でも手元にあるので、大事に保管しておこうと思います。
非常感謝周永明先生
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