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HTC和台灣生活的筆記

2017年に発売されたHTCスマートフォンまとめ。Desireシリーズ消えた?

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2017年も終わりに近づいていますが、今年発売されたHTCのスマートフォンを振り返ってみます。

例年より大幅に縮小されたことが伺えます。

  Desire828(2017年1月発売)

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主なスペック

◎5.5 インチ 1,920 x 1,080pixels 
◎MediaTek MT6753, 1.5GHz 8コア
◎2GB RAM / 16GB ROM
◎1,300万画素 BSI メインカメラ、408万画素 UltraPixel フロントカメラ

こちらはDesire828は中国大陸にて2015年11月に発表となっているモデルで、ほぼ一年半落ちで台湾市場での発売となりました。

これまでにもよくあった、大陸売れ残りを台湾版として出したケースですね。

スペックはいたって普通なミッドレンジなモデルで、現在4000NTD(16000円)ほどで購入できます。

 

HTC U Ultra(2017年1月発売)

主なスペック

◎ 4G + 3G DSDS
◎ Android 7.0 Nougat 、HTC Sense
◎ 5.7 インチ 2,560 x 1,440pixels 解像度 Super LCD 5 メインディスプレイ(513ppi)
◎ 2.05 インチ 1,040 x 160pixels 解像度セカンドディスプレイ
◎ Qualcomm Snapdragon 821, 2.15GHz 4コア
◎ 4GB RAM / 64GB ROM
◎ 1,200 万画素 UltraPixel 2 メインカメラ、1,600 万画素フロントカメラ

例年、春にフラッグシップモデルが出るものですが、2017年は1月にフラッグシップ級のモデルが出ました。

他のライバルと競合するのを避けるためなのか、時期を早めたのかもしれません。

しかし、実際には定例のフラッグシップモデルだったわけではなく、少し中途半端な存在に。

とは言え、スペック的にも、開発の力の入れ方も素晴らしいモデルとなっています。

なぞの2インチセカンドディスプレイが泣かせますが、ある意味HTCらしいトレンドを読み違えたモデルです。

今でも一線級で使用できる端末ですが、売れ残りが多いのかHTCオンラインショップで9900NTDで販売されています。

今現在最もCP値の高いモデルですので、非常にオススメ。自分も購入を迷ってます。

HTC U Ultra 64GB Dual Sim

 

 

HTC U Play(2017年2月発売)

主なスペック

◎ 4G LTE + WCDMA DSDS
◎ Android 6.0 Marshmallow 、HTC Sense
◎ 5.2 インチ 1,920 x 1,080pixels 解像度 Super LCD ディスプレイ(428ppi)
◎ MediaTek Helio P10 8コア
◎ 4GB RAM / 64GB ROM
◎ 1,600 万画素メインカメラ、1,600 万画素フロントカメラ

U Ultraと同時発表された小さいほうのモデル。

5.2インチというサイズはHTC 10と同じです。

位置付け的には2017年のエントリーモデルですが、DSDS対応、4GBRAM,64GBROMとなんの不満のないスペックになっています。

唯一の不満はSoCがMediaTekであることでしょうか。

現在も9000NTDほどで購入可能。Ultraと比較するとCP値はほどほどですね。

HTC U Play Dual Sim 64GB

 

HTC U11(2017年5月発売)

主なスペック

◎ 4G + 3G DSDS
◎ Android 7.1.1 Nougat 、HTC Sense
◎ 5.5 インチ 2,560 x 1,440pixels 解像度 Super LCD 5 ディスプレイ
◎ Qualcomm Snapdragon 835, 2.45GHz 8コア
◎ 4GB RAM / 64GB ROM
◎ 1,200 万画素 UltraPixel 3 メインカメラ、1,600 万画素フロントカメラ

2017年の本当のフラッグシップはこのHTC U11でした。

EdgeSenseと呼ばれる感圧式の操作システムを備えている意欲作です。

日本でもauだけでなく、DesireHD以来のソフトバンクでも販売しています。

そしてSIMフリー版ももうすぐ発売されるとのこと。

HTC U11 Dual Sim U-3u 128GB レッド (6GB RAM)【SIMフリー】

 

HTC One X10(2017年6月発売)

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主なスペック

◎ 4G + 3G DSDS
◎ Android 6.0 Marshmallow 、HTC Sense
◎ 5.5 インチ 1,920 x 1,080pixels 解像度 Super LCD ディスプレイ(401ppi)
◎ MediaTek Helio P10 8コア
◎ 3GB RAM / 32GB ROM
◎ 1,600 万画素メインカメラ、800 万画素フロントカメラ

2016年モデルから始まったOneXシリーズ(初代OneXは含まない)ですが、何気に「HTC One」という呼び名の生き残りとなっています。

とはいえ、このOne X10は全モデルのOneX9より退化してしまっており、ミッドレンジのありきたりなモデルとも言えます。

もともと、大陸シリーズの逆輸入なOneXですので、期待の大きいものではありませんが、それでもDSDSなどのトレンドは押さえています。

現在6000NTD(2300円ほど)で購入可能。CP値悪くないですね。

 

HTC One A9s(2017年8月発売)

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主なスペック

◎ Android 6.0 Marshmallow 、HTC Sense
◎ 5 吋 1,280 x 720pixels 解像度 Super LCD ディスプレイ(294ppi)
◎ MediaTek Helio P10 8コア
◎ 2GB RAM / 16GB ROM
◎ 1,300 万画素メインカメラ、500 万画素フロントカメラ

驚いたことに2015年秋発売のOneA9の大陸向け廉価版の逆輸入です。

それでも、Oneシリーズを名乗るだけあって金属筐体を採用し、質感はA9と同じものです。指紋認証も採用しています。

ディスプレイはこの時代に珍しいHDディスプレイ。5インチですのでまだマシですが、粗いと感じる方は多いかと思います。

2017年の最廉価モデルとなっていて、現在たったの3700NTD(14000円ほど)で入手可能。

 

HTC U11+(2017年11月発売)

主なスペック

◎ 4G + 3G DSDS
◎ Android 8.0 Oreo 、HTC Sense 
◎ 6 インチ 2,880 x 1,440pixels解像度 Super LCD 6 ディスプレイ
◎ Qualcomm Snapdragon 835, 2.45GHz 8コア
◎ 4GB RAM / 64GB ROM
◎ 1,200 万画素メインカメラ、800 万画素フロントカメラ

HTC U11の発展版モデルがU11+ということになります。

特徴的なのは、HTC初の画面縦横比18:9の6インチディスプレイ。

他社がこぞってベゼルレスを採用していますが、それに追随した格好。しかし、他社のようには攻め切れていなくて、若干中途半端ではあります。

個人的には18:9の縦長も、ベゼルレスも好きではないので、こういう流行に乗るのは頂けないですね。

4:3ディスプレイのスマートフォンを出したら新鮮だと思うんですが。

そしてU11+の売りの一つはEdgeSenseをさらに活用した「EdgeLauncher」です。

Edgeを握ると、指定した側から半円型のジョグスクロール的なLauncherが出てきます。

これが非常に使い易くて、他の機種にもぜひ搭載して欲しいですね。

HTC U11 Plus Dual Sim 128GB Silver

 

 

 

以上が2017年にHTCが台湾で発売したスマートフォン7機種です。

なんと、今年はDesireの新機種が1つも出ていないです。(Desire828は型落ちなので除く)

最後のDesireシリーズは2016年末に登場した、Desire10Proということになります。

Android黎明期から続いてきたDesireシリーズは果たして消えてしまったのでしょうか。非常に気になります。

HTCは兼ねてから端末数を削減してラインナップを簡素化する旨をアナウンスしていましたが、2017年はその方針が顕著になった年でもありました。

また、Googleによる買収の影響もこれからさらに出てくるのでしょう。

 

番外

Google Pixel2(台湾未発売)

◎  Android 8.0 Oreo 
◎ 5 インチ 1,920 x 1,080pixels ディスプレイ
◎ Qualcomm Snapdragon 835 8コア
◎ 4GB RAM / 64GB ROM
◎ 1,220 万画素メインカメラ、800 万画素フロントカメラ

HTCとGoogleの買収と提携が話題になった今年ですが、PixelシリーズにおいてもHTCが製造の担当しています。(Pixel2 XLはLG)

Google Pixel 2 G011A 128GB ホワイト

 

HTC U11life(台湾未発売)

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◎  Android 8.0 Oreo 、Android One
◎ 5.2インチ 1,920 x 1,080pixels ディスプレイ
◎ Qualcomm Snapdragon 630  8コア
◎ 4GB RAM / 64GB ROM
◎ 1,600 万画素メインカメラ、1,600 万画素フロントカメラ

アメリカなどの地域ではU11Lifeという端末が発売され、日本でもYMobileからAndroid One X2として発売されるそうですね。

 

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