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HTC和台灣生活的筆記

5.5インチディスプレイは大きすぎて日本ではウケないのか?

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5.5インチディスプレイ搭載ASUS ZenfoneGoが発表になる

3/11にASUSより新端末ZenFone Goの発表がありました。

 

このZenFone Goはエントリーモデルとしてかなりお買い得な内容になっています。

 

メーカーASUS
OS Android 5.1.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 400(クアッドコア/1.4GHz)
メインメモリ 2Gバイト
ストレージ 16Gバイト
外部メモリ microSDXC、microSDHC、microSD
ディスプレイ 5.5型ワイド TFTカラー IPS液晶(LEDバックライト)
解像度 1280×720ピクセル
バッテリー 3010mAh
連続通話時間 約960分(3G)
連続待受時間 約514時間(3G)、約400時間(LTE)
アウトカメラ 800万画素
インカメラ 500万画素
ボディカラー ブラック、ホワイト、ブルー
サイズ 約76.9(幅)×151(高さ)×10.7(奥行き)ミリ
重量 約160グラム

 

このスペックで価格は驚きの19,800円(税抜)

正直安すぎて、他メーカーは太刀打ちできそうにないですね。

これだけ勝負できてしまうのは今のASUSには勢いがある証拠だと思います。

RAM2GBで4コアの1.4GHzのCPU積んでいたら、日常の使用ではほとんど問題にならないでしょうね。

個人的に一番気になるのはディスプレイが5.5インチHD液晶を採用してきたことです。

 

日本では5.5インチのウケが悪い?

これまでも日本市場には5.5インチディスプレイを採用した端末が登場してきました。

一番メジャーなのはiPhone6plusだと思います。

ASUSからはZenfone2の5.5インチモデル、大型ディスプレイの草分けSAMSUNGもGalaxyNoteなどの大型モデル、Huaweiもhonor6などの大型モデル、Nexusシリーズも6インチなど大型モデルを導入しています。

これら大型ディスプレイを搭載したモデルは沢山ありますが、どうにも日本には大きすぎるようで、主流とはなっていないように感じます。

ちなみに、HTC・ASUSの本国台湾では、5.5インチなど大型モデルのほうが好まれているように思います。

 

日本で大型モデルのウケが悪いのはなぜか?

一つの理由としては片手持ちしたときにディスプレイの最上部に指が届かないということがあると思います。

iOSでもそうですし、一部のAndroidでも片手モードを搭載していて、ホームキーをダブルタップするなどして、操作しやすくしています。

でもこの機能、どの程度の人が利用してるんでしょうか。

この機能を利用している人を見かけたことは私は今のところないです。

また、ズボンのポケットに入らないと大きさというのも関係があるように思います。

私も以前していた外の仕事で、5インチ(HTC Butterfly)をズボンのポケットに入れてようと思ってもちょっと大きくて困ったことがありました。

 

文化の違い

実は大型モデルが日本でウケないのは文化の違いではないかと思っています。

考えられるのは、電車通勤通学です。

日本では満員電車で通勤や通学をする人が非常に多いです。

混んでいる電車の中では、両手を使って携帯を操作することはかなり難しいですよね。

片手操作が可能なサイズは5インチが限度かなという感じがします。

日本で大型モデルが受け入れられないのはこれが一番大きい理由かなと思います。

ちなみに台湾では、非常に多くの人がバイクで通勤通学をします。

なので、あえて片手操作をする必要がないというところがあります。

バイクに乗っているときはバックの中に入れているので。

人によってはバイクに設置スタンドをつけてスマートフォンをナビがわりに使う人もいます。なので大型のほうがいいのかもしれません。

また使い方にも違いがあるような気もします。

台湾の人たちは、大型画面でテレビや動画をよく見ます。

道端のお店で働いている人たちは、映像を鑑賞しながら仕事をよくしています。

これが4インチの携帯だったら小さすぎて使いにくいでしょうね。

また、年配者の大型スマートフォンの使用率が高いのも興味深いです。

私の知人の年齢層高めの人はみんな5.5インチ以上のモデルをつかってます。

逆に通話可能タブレットというのも一つのカテゴリーを形成していて、SAMSUNGのGalaxyTab4とか、ASUS Zenpadなどの7インチで通話もそのままできてしまう端末の需要があります。

その辺の文化の違いも大きいのかもしれません。

 

それでも大型機は魅力的

そうは言うものの、私はHTC E9 dualSIM 5.5インチの端末を使っています。

これ以上小さい画面は使う気にはならないですね。

むしろHTC ChaChaみたいに3インチ以下で、用途に特化していればいいかなとは思いますが。

今回、ASUSが5.5インチの低価格モデルを推してきたのは非常に注目です。

これがある程度売れるようになると、大型機の良さが浸透してくれるかなと期待したいです。

HTCではDesire820sという素晴らしい5.5インチモデルがありましたが、そういう端末も日本にできるようになって欲しいと思います。

 

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