HTC 10 発表前の情報まとめ powerof10
HTC2016年のフラッグシップモデルHTC 10の情報が出そろってきた感がありますので、各要素をまとめてみたいと思います。
※4/20追記 レビュー記事あり
名称
まず、名称ですが、これまで2012年のフラッグシップモデルOne Xから「One」シリーズという名称が用いられてきました。
また、2013のフラッグシップモデルのHTC One(後にOne M7と呼ばれる)からはM●という通し番号がシリーズ名となってきました。
それが今回は「One M」が排除されシンプルに「HTC 10」という名称になるようです。
ちなみに、なぜ「10」なのか?という話ですが、これはHTCが自社モデルとして発売した代表端末の10世代目という意味があるようです。
昨年のM9の際に、HTC幹部のJeff Gordon氏の発言からそれがわかります。
Sauce
HTC's Mx naming convention (M7, M8, M9), started as a code name, but soon came to represent the very best HTC can put in a smartphone.
— Jeff Gordon (@urbanstrata) 2015年3月6日
系譜は以下のようになります。
10.HTC 10
9. HTC One M9
8. HTC One M8
7. HTC One M7
6. HTC One X
5. HTC Sensation
4. HTC EVO 4G
3. HTC Hero
2. HTC Dream
1. HTC Touch
ということで、初代は2007年のHTC「Touch」なんですね。
そこから数えて10世代目ということですね。なんと初代はWindowsMobileです(笑)
このHTC Touchには「TouchFLO」というUIが載っかっていまして、そういう意味でも、HTCにとって試金石的な感じがします。
「TouchFLO」はのちに、「TouchFLO3D」としてTouchDiamondに搭載されます。
その後、UIは「HTC SENSE」にバージョンアップします。
初搭載は2009年7月に発売された「HTC HERO」です。ちなみに、同じく2009年9月に発売された「HD2」にもHTC SENSEが実装されています。WindowsMobileなのに。
さて、話が逸れましたが、この「HTC 10」という名称はリーク情報でお馴染みの@evleaks氏、@onleaks氏が明らかにしています。
Evan Blass on Twitter: "You heard it here first:
"HTC 10""
OnLeaks on Twitter: "#HTC #HTC10 https://t.co/3UjnS7wnQ4"
個人的には「One M」が取れることで、今後、他のシリーズ名がどうなるのかも気になるところです。
「One A」「One E」「One X」などの名称も変更されるのでしょうか。
外観
外観もこれまでのアルミボディが踏襲されます。
目立った特徴としては、背面の角が直線的なデザインになっていることです。
持ち心地がどのような感じなのか気になる部分です。
イヤフォンジャックは今回は筐体上部の中央に配されます。
また、USB端子はmicroUSBtypeCが採用されています。
カラーはCarbon Gray、Glacier Silver、Glacier Silver、Topaz Goldという4色展開。
HTC 10 in (clockwise from top L): carbon gray, glacier silver (white face), glacier silver (black face), topaz gold pic.twitter.com/GNjfgyGO8v
— Evan Blass (@evleaks) 2016年3月9日
ディスプレイ
ディスプレイサイズはM9は5インチでしたが、HTC 10では5.15インチの2K液晶が採用されるようです。
A9ではAMOLED液晶でしたが、HTC 10ではSuperLCD5という液晶が採用されるようです。
また、今回のHTC 10は、オンスクリーンキーではなく、静電タッチキーを使用しています。
One X9でもそうでしたが、今後もこの流れなんでしょうか?
センターには指紋認証兼ホームボタンがあります。
A9と同じように、押し込む物理ボタンではなく、静電タッチボタンです。
SoC・RAM・ROM・OS
SoCはsnapdragon820が搭載されます。
今年の各社のフラッグシップモデルに順次採用されているので、順当ですね。
Phonearenaの情報によれば、Antutuベンチ―マークにおいて、同じく820を搭載しているXiaomiMi5やGalaxyS7を大きく上回る156091をマークしている模様。
HTC (M)10 seen in the flesh, blazes through AnTuTu leaving the competition behind
そして今日入った情報によると、中国大陸版にはSoC・RAM・ROMに3種類のバリエーションがあるなんていう情報も出ています。
最高搭 128GB ROM,HTC 10 將有三種規格版本? - 手機新聞 | ePrice 比價王
低価格機はS652でRAM3GB・ROM16GB
標準機はS820でRAM3GB・ROM32GB
高価格機はS820でRAM4GB・ROM128GBという情報です。
これは正しいかどうかは不明ですが。
あと、snapdragon820に関しては最近の話題は4GLTE+3G (W-CDMA)音声通話の同時利用/同時待受が可能らしいというのが盛り上がりを見せているわけで、万が一HTC 10にDualSIM版が出るようなことがあると、なかなか面白い展開も期待したいですね。
システムに関しては順当にAndroid 6.0.1Marshmallow with Sense 8_GPが搭載される見込み。
カメラ
カメラに関しても多数のリークがされています。
HTC自身「Cameras10」として、ワールドクラスのカメラを搭載していることを匂わせています。
HTC - World First, World Class, Front and Back. You’ll... | Facebook
今のところの情報ではリアに1200万画素のultrapixel、フロントにも500万画素のultrapixelカメラを搭載している模様。
レーザーフォーカス・手ぶれ防止・F1.9ということのようです。
スピーカー
個人的には一番気になるスピーカーです。
M7以降のフロントステレオスピーカーをやめて、筐体下部にシングルスピーカーを搭載しているように見受けられます。
しかし、これもまた「Audio10」というキャッチコピーのもと、新たな「BoomSound」を搭載している模様。
これまでの物より退化していないことを願うばかりです。
HTC - Here comes the new boom. You’ll hear it. #powerof10 | Facebook
発表・発売日
最後に発表・発売日ですが、今回はインターネット中継での発表らしく、2016年4月12日20時から発表のようです。
そして発売はその3日後の4月15日から。
価格は22,900NTDから24,900NTDの間と予想されています。日本円8万円くらいですね。
いずれにしても、例年以上に時間をかけて開発してきたというか、慎重な感じがするので、ちょっと期待しています。
台湾専売店にて発売次第、偵察に行ってみたいと思います。
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