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SIMフリー機で使用したいおすすめSIMカード(後編)~今契約するならこのSIMカードだ!!~

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前編は今まで使用したSIM契約の昔話なので、これからMVNOを契約する人にはあまり参考にならないと思いますが、この後編では今現在SIMフリー機で使用するとしたら、どんな契約がいいかそれぞれのSIM契約の特徴を考えてみたいと思います。

昔話がほとんどで参考になりませんが、前編はコチラ↓

SIMフリー機で使用したいおすすめSIMカード(前編)~筆者が今まで使用したSIMカード~ - HTCの故郷台湾でのSIMフリー生活Blog

 

IIJ mio (BIC SIM)

結論から先に言うと、SIMフリー機で私が一番おすすめしたいSIMはIIJ mioです。


その理由は。

 

1 愛がある。
この一言に尽きます。
IIJはMVNOの老舗であり、通信に最も通じているMVNOではないかと思われます。
少なくともそのように感じられるのです。
IIJでは「てくろぐ」というIIJの中の人が技術解説をしてくれているBlogがあります。

てくろぐ:

この内容を見る限り、この会社の人たちは本当にガジェットが好きです。

またIIJミーティングというイベントも開かれており、提供者と利用者の相互理解が深いのも信頼に値する理由です。
ですので、利用者のことをよく考えたサービスを提供してくれています。


2 みおぽん
みおぽんの存在は、私がIIJをおすすめしたい大きな理由の一つです。
「みおぽん」とは、通信速度の切り替えをしてくれるサービスであり、アプリで提供されています。
このアプリが非常に使い勝手がよく、節約しながら使うのに重宝します。
速度切り替えは他社でもあるかと思いますが、IIJはごく初期から始めていたので、安定感がすばらしいです。


3 ファミリーシェアプラン
これも他社でもあるサービスですが、IIJのファミリーシェアプランはフレキシブルで使いやすいです。
私はこのファミリーシェアプランで契約していますが、家族3人で分け合って使っています。
3人のうち日本にいるのは一人だけなので普段は自由に使ってもらって、残り2人が日本に帰ったときにそのまま分け合って使うスタイルです。
ガジェット好きな人は端末が複数台持っている場合が多いと思うので、このシェアプランにして各端末に刺しておけば、いつでもどの端末でも使えるという便利な使い方ができます。


4 SMSオプション
これは今となっては当たり前すぎる話ですが、SMSオプションがあります。
SIMフリー端末を使う上でアンテナピクトが立つことは非常に重要です。
アンテナピクト問題とは、データ専用SIMを刺したときに、電波を掴んでいる表示がされず、実際には通信できるものの、端末が圏外と判断して無駄に電池を消耗してしまう状態のこと。
また、アンテナピクトが立たないと、テザリング等の一部機能が使えない状態も起こります。
最近の日本仕様として売られている多くのSIMフリー機は、この問題の対策がしてあって何の問題も起こらないのですが、一部機種では今でもこの問題が起こります。
「一部機種」の代表格がHTC Desire626です(笑)。
いづれにしても、古いAndroid端末では確実に起こる症状なので、いろいろなレガシー端末も使いたい場合には、SMSオプションは必須です。
というか個人的には、日本のSIM契約と日本仕様のSIMフリー機が変だと思っています。
そもそも、海外でSIM契約した場合、SMSが使えないことってあり得ないんですよね。
普通、使用期限のお知らせとか、チャージ成功しましたとか、そういう情報はSMSで送られてくるわけです。
なので、日本のMVNO各社の方には、SMSはオプションではなく標準でつけて頂きたく思います。
SIMフリー機も日本仕様に弄っているようじゃガラパゴスSIMフリー機だと思うんですよね。
海外のものをそのまま持ってきて使うようであってほしいです。
IIJの項目なのにSMSのことばっかり書いてしまった。。

 

OCN モバイル ONE

 

二強の一角OCNを外すわけにはいかないでしょう。
やはり以前からサービスを始めているだけあってサービスが充実しています。


1 その日ごとのデータリミット
この発想はいまだに色あせないというか、実際的ですよね。
いくらMVNOの高速データ使用可能容量が増えたといっても、月末まで容量を持たせるペース配分とか考えないといけないですからね。
その点毎日の容量が決まっていれば、使い過ぎて月末超遅という現象は防げます。
現在は日次プランでは余った容量は翌日まで持ち越し可能になったそうなので、結構ゆとりをもって使えると思います。


2 音声プランの場合は050plusが無料で使用できる

これも大きなメリットです。データプランの場合は150円。
050のIP電話を使うのは意外に便利で、DualSIM機の場合、疑似的にカケホーダイ化することができます。
まず、SIM1スロットにdocomoもしくはSoftbankのカケホーダイ契約のSIMカードをセットします。
そして、SIM2スロットにデータ専用SIMをセットします。
そのあと、カケホーダイ契約の電話を、050の番号へフル転送設定します。
基本的にデータスロット側をONにしておけば、データ側のIP050に電話がかかってきます。
電話をかける時には、有効SIMスロットをデータから電話に切り替えてかければ、カケホーダイで電話できます。
切り替えるのは面倒ですが、ウィジェット等で工夫すればなんとかなるかなと。


3 OCNは契約パターンが豊富。
先に述べた日次契約から月々定容量(最大月10GB)の契約まで様々なパターンを毎月契約切り替えできます。
まあ、これは他社でもできることではありますが。

 

楽天モバイル

前編では酷評した楽天SIMですが、「楽天ブロードバンド」から「楽天モバイル」に変わってかなり本気出してきてます。
以前はフュージョンコミュニケーションズにただ投げただけって感じでしたが、社長がこれは商売になると思ったのか、そのフュージョンコミュニケーションズの事業を譲渡させちゃいましたので。


1 5分かけ放題オプション
月額850円で5分のかけ放題のオプションをつけられます。
このかけ放題はキャリア契約の特権と思われていた部分に乗り込んできた感じで、楽天のパワーを感じます。
このかけ放題プランは楽天でんわの契約をしていて、楽天でんわアプリを使用して電話をかける必要があります。
データ専用SIMでは適用されない点は要注意です。
今のキャリアで契約している人がMNPで乗り換えるならこのかけ放題オプションは非常に魅力的ですね。


2 楽天ポイントが貯まる・使える
普段から楽天で買い物をしたり諸々のサービスを利用しているならば、携帯の利用料金がそのままスーパーポイントになるのは非常な魅力です。
月々の支払いの100円につき1ポイントの楽天ポイントが付与されます。
また、楽天でんわ契約の人の場合は、契約期間中、楽天ポイントの付与が常時2倍になるのも魅力ですね。
ちなみに、今見てて気づきましたが、Desire626が22,800円で購入可能なんですね。
もちろん端末セットを購入する場合は、スーパーポイントを使用できるので、より安く端末購入できます。

 

So-net 0SIM

lte.so-net.ne.jp

話題の0円SIMです。
とりあえず、1枚持っておきたいですね。
何台も端末があるような人ですと、とりあえず1台これをセットしておけばいいんじゃないでしょうか?
この0SIM、月々500MBまでの使用なら0円しかかかりません。つまり無料です。
500MBをもし超えた場合は、100MBごとに100円かかっていって、1600円打ち止めで、データ5GB以降は速度制限がかかるという内容です。
500MBを超えないように使っている限りはかなりお得なSIM契約です。
SMSオプションももちろんついていますので、レガシー端末の使用でも安心です。
通話オプションも700円でつけることができるので、純粋に月500MB以内のデータ使用の人なら700円でデータ通信可能な電話SIMを持てるということです。
そういう意味では、海外居住者にも向いてるかも。
海外にいるときは700円寝かせができて、一時帰国時にはそのままデータ通信ができる。
これはなかなか素晴らしいです。次はこれにしようかな。。
注意点としては、データのみ契約の場合、データ通信が3か月連続で無い場合、契約が終了してしまうこと。
データのみ契約の場合はちょいちょい使用しないとですね。

 

モベルの海外使い放題SIMカード(頻繁に多数の海外に行くなら)

 

頻繁に多数の海外に行く機会がある人は、このモベルが提供しているSIMカードはかなりおすすめ。

対応している国は、なんと驚きの140か国!!

これだけの数の国で使えて、完全定額の30日で5994円。

もちろん日本でも使用可能なので、一時帰国の時にいちいち日本のSIM契約をする必要もありません。

なんでこんなに安いのか?

公式サイトの説明によると、国によってもまちまちですが、基本的には速度が128kに固定されている模様。

なので、この値段が実現できているんですね。

一つの国しか行かない人であれば、その国のSIMカードを保持し続ければいいですが、多数の国に行く人は、契約手続きの手間も省けるので、かなり便利ですね。

せっかくのSIMフリー機なので、こういう用途で使えるといいですよね。

 

 まとめ

●特に大きな理由がなければ、老舗で安定感抜群のIIJ mioかOCNがおすすめ。

●電話かけ放題を使いたい人は楽天モバイルがおすすめ。

●複数台の端末を保持しているなら、0SIMを一つ契約するのがおすすめ。さらにファミリーシェアプランで多数の端末にセットするのも便利。

●多数の海外に行く人にはモベルのSIMカードがおすすめ。

 

 

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