DualSIM機に春到来。カケホーダイSIMと格安SIMの同時使用可能に!
かねてから夢のモバイル環境として、カケホーダイ通話SIM(3G)とMVNOの格安データSIM(4G)の同時使用という環境が実現できないものかとあれこれ考えられてきました。
そしてどうやらこの夢環境が簡単に手に入るようになった模様です。
現在公式に日本で使用できる技適取得済みのDSDS機 ※9/10加筆
●Moto G4 plus
7月22日発売のモトローラ「Moto G4 plus」はれっきとした「技適付き」でのリリースとなっています。
DMM mobileで通話回線と端末をセットで購入すると、一括で35,800でこのMoto G4plusを購入することができます。
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スペックはディスプレイが5.5インチのFullHD。3GBRAMでROMは32GB。
これだけでも十分なスペックを誇っています。
Moto G4 plusのレビューはこちらをご覧ください。
MOTOROLA『MOTO G4 Plus』レビュー - どれ程の必要が。
Amazonでも購入可能。
●ZTE BLADE V7 MAX
9月22日発売のZTEのBLADE V7 MAXもDSDSDualSIMデュアルスタンバイ対応機種となります。
このBLADE V7 MAXのスペックもMoto G4 plusと非常に似たスペックとなっています。
ディスプレイは5.5インチのFullHD。
RAMは3GB、ROMは32GBです。
興味深いのは、SoCがsnapdragonではなく、MediaTek製MTK6755M1.8Ghz8コアのものを採用していることです。
指紋認証センサーも搭載しているので、Moto G4 plusの強力なライバルになりますね。
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DualSIM機の歴史を振り返る
これまでもデュアルSIM機は沢山存在してきました。
私もSIM二枚刺し、アンテナピクトが二本立っているという環境に憧れて、HTC DesireVを中国にて購入したものです。
この頃のDualSIM機はまだ4Gがない時代だったので、2G(GSM)+3G(WーCDMA)という構成でした。
DesireVも同様で、スロット1は3Gと2Gを受信可。スロット2は2G専用という構成で、スロットごとに受信できる電波が固定されていました。
この頃話題となったのはCoolpadW770という機種。
この機種は唯一無二のW-CDMAの同時待ち受けが可能な機種で、一部のマニアの間で重宝された代物でした。
しかし如何せんAndroid2.2のオールド機種。今の時代では到底実用は不可能となっていたのでした。
時は流れてここ二年のくらいのAndroid機種のDualSIM機には変化がありました。
それは、スロット1とスロット2が両方とも3Gと4Gの受信可能になった点です。
どういうことかと言うと、以前は固定された片方のスロットしか3Gを掴めなかったのが、任意の片方のスロットで3G及び4Gを掴むことができるようになったという事です。
勿論、片方で3G(4G)を掴むように設定していると、もう一方のスロットは2Gしか掴めない(排他処理)となるので、3G(4G)同時待ち受けはできません。
しかし、任意でスロットを選べるようになったことにはかなりのメリットがあります。
DualSIM機でのカケホーダイSIMと格安データSIMの疑似的同時利用。
それで、近頃のDualSIM機では疑似的なカケホーダイSIMとMVNOの格安データSIMの同時利用ができるようになりました。
その方法を以下に記します。
スロット1 カケホーダイ通話SIM
・スロット1にはdocomoもしくはSoftbankのカケホーダイ通話SIMをセットします。
・カケホーダイ通話の電話は転送電話設定にします。転送先はIP電話サービス(SMARTALKもしくは050plus)の050番号にします。
スロット2 MVNOデータSIM
・スロット2にはMVNOのデータSIMをセットします。
・3G(4G)の優先設定はこちらのスロット2に設定しておきます。
・IP電話サービスのアプリを設定し、電話はIP電話にて受けます。
電話を掛ける時には、SIMの3G(4G)優先設定をスロット1(カケホーダイSIM)に切り替えて発信をします。
通話が終わったら、SIMの優先設定を元のスロット2に切り替えておきます。
この疑似カケホーダイSIMとデータSIMの同時利用の利点は、電話端末とデータ端末を二台持ちする必要がないという点です。
特にガラケーを通話端末で使用していると、電話帳をデータ端末と同期できないという欠点があります。当然その他のデータも同期できませんし。
その点この疑似的同時利用ならば、データの共有も問題ありません。
一番大きな欠点は、発信時に優先スロットを切り替えなければならないということです。
この点に関しては機種によって差があって、私の使用しているHTC One E9では10秒ほどで切り替わりますし、HUAWEIの機種はウィジェットですぐに切り替えられるようです。
もう一つの欠点は、着信がIP電話なので、音質面で劣るということでしょうか。
これは、私の使用感としてはそれほど気になりませんが。
真打ち「Xperia X Performance F8132 Dual 」の登場
そんな状況だったDualSIM機の同時利用環境でしたが、今年に入って状況が変わってきました。
Snapdragon820が登場してから事態は変わってきた模様で、4Gと3Gのデュアルスタンバイ対応機種が出始めています。
代表的なところではXiaomiのMi5。
また、GalaxyS7のDualSIM仕様のGalaxyS7edge SM-G9350。
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新しいところでは、Xperia X Performance F8132 Dual 。
Xperia X Performance F8132 Dual ETORENで購入
などの端末がDualSIM・Dualスタンバイに対応している模様です。
いずれの機種の場合も技適はないですし、型番違いだと対応していないものがあるので注意が必要。しっかり調査した上で購入されるとよいと思います。
この中ではXperia X Performance F8132 Dualが一番確実で比較的安価に購入できるので、おすすめできるかと思います。
各所の報告を見る限りでは、Dualスタンバイも大丈夫そうです。
GalaxyS7edgeもXperia X Performanceも夏モデルで各キャリアから発売されている機種ですが、あえて海外モデルを選択すると面白いものを手にすることができそうです。
HTC 10もSnapdragon820搭載機なのですが、如何せんDualSIM仕様は出そうにないため、非常に残念であります。
今後、3G+4Gのデュアルスタンバイ機が増えてきそうな気配があるので、期待しましょう。
※7/19追記ASUS ZenFone3シリーズとMoto G4もデュアルスタンバイ対応
ご存知の方が大半でしょうが、ASUSのZenfone3シリーズがなんとDSDSに対応です。
EtorenでAsus Zenfone 3 ZE520KL 4G 32GB Black(3GB Ram)を購入
「ZenFone 3」と「ZenFone 3 Ultra」がデュアルスタンバイに対応している模様。
Asus Zenfone 3 Ultra Dual Sim ZU680KL 64GB Silver
スペック的にも十分満足できる内容になっています。
HTCからもついにDSDS対応機Desire 10 Pro DualSIMが登場
12月1日発売のDesire 10 ProはDSDSに対応を果たしました。
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Desire 10 ProはHTC初のDSDS(4G+3G同時待受)対応!! - HTCの故郷台湾でのSIMフリー生活Blog
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